子供の正義感とチクり行為について【ペアレンティングの教科書】アニメで親力アップその24【Bluey】

Bluey

子供の正義感が強すぎて周囲とトラブルになってしまうことを心配したことありませんか?
親は子供にルールやマナー、適切な言葉行動等を日々教えています。
ルールを守ることは大切。もちろん良いこと。
じゃあルールを破っている人を見たときどうする?
ルールを教えるだけでなく、もう一歩先のそういった判断基準や価値観も、
親子で作っていく必要があるなと気付かされるエピーソドです。

【まずBlueyとは何か】

世界中のお父さん、お母さんにおすすめしたい。
Bluey(ブルーイー)
子育てのヒントがたくさん詰まった
2018年から始まったオーストラリアの未就学児向けアニメです。

子供向けと侮るなかれ。

親向けと言っても過言ではないほど、
育児とは何ぞや、教育とは何ぞや、
ほぼ毎回そんなことを考えさせられる素敵な作品。

自身の親力アップのために
この作品を真剣に鑑賞している私が、
お気に入りのエピソード、シーンを厳選して紹介します。

親にも学びが必要。
気がついたその日から変わろう、実践しよう。
今更、、なんて思わずに。

我が家の長女ももう幼児を卒業しましたが、
まだまだこの作品から得る学びは大いに有効。

  • 今まさに、幼児の育児に奮闘されている方
  • 今から、子どもが幼児になる方

特におすすめです。
アニメの登場人物や魅力、登場人物や魅力、詳しい紹介はこちらの記事から。

【あらすじ】シーズン2 エピソード31「Swim School」

ブルーイー、ビンゴ、パパ、ママの家族4人でプール遊び。
水泳教室ごっこを始めます。
ブルーイーが先生で他は生徒。3兄弟という設定です。

まずは初級クラスのレッスン。
初級クラスの先生の名前はカレン。優しく丁寧でとても素敵な先生。
バタ足、犬かき、飛び込みなど楽しいレッスンをして、
先生にたくさん褒めてもらいながら3人みんな合格。

次は上級クラス。上級クラスの先生はマグリット先生とのこと。
どちらの先生もブルーイーが演じているのですが、ガラッと人格が変わります。
マグリット先生はひとことで言うと、ひどい先生です😅

合格の条件はなんと、クラスメイトの悪事をチクること。
とのこと。なんじゃそりゃ!

早速ビンゴが、パパとママがマグリット先生の不満を言っていたことを先生にチクります。
チクったビンゴは合格を言い渡されいい気分。

すぐさまママがビンゴのことをチクります。
ビンゴこそ先生の悪口を言っていたと。
ビンゴの合格は取り消し、代りにママが合格します。

しかしまたすぐにパパがママをチクります。
パパは合格でママは不合格。

再度ママがパパはプールでおしっこをするとチクり、
最終的にはパパ1人が不合格となります。

3兄弟がお互いの足を引っ張り合うというなんとも後味の悪い結果に。
「ビンゴは家族で告げ口し合うのは嫌だ。パパが不合格なら私も不合格でいい」とパパに寄り添い、ママも続きます。

いつの間にかマグリット先生からカレン先生に戻ったブルーイーも加わり、
家族4人の絆を再確認するようにハグ。

というストーリー。

【感想・考察】

エピソードの冒頭、4歳ビンゴはパパから「プールサイドは走っちゃダメ」と言われます。あとから来た姉の6歳ブルーイがビンゴと同じく走っていたのでビンゴはパパに
「パパ、ブルーイーも走ってるよ!」と言います。

するとパパはビンゴに「人をチクるな」とビンゴをたしなめます。
ビンゴはびっくり

「なんで!?Σ(゚Д゚) パパがやっちゃダメって言ったことをブルーイーやっていたら、パパに言うべきじゃない?」

この質問にパパは上手く答えられず、とりあえずうやむやにします。

このシチュエーション、どのご家庭でもあると思います。
特に兄弟がいる場合は超あるあるでしょう。

兄弟がお互いの悪事を親に密告する構図。
パパはそのチクり行為自体が良くないことであると子供に教えています。
パパの育児方針なのですが、4歳のビンゴにうまく説明出来ません。

確かに矛盾している。
しかし、確かにチクり行為は子供の社会で嫌われます。
正しさを押し付け、他人に強要する行為もトラブルの元。

そもそも、人と自分とで守るべきルールが違うこともある。
しかし、悪事を見て見ぬ振りするのが良いかと言えばそういうわけではない。
危険を伴うものか、他者を傷つけるものか、そのレベルによっても判断が変わる。

考えてみると非常に難しいテーマです。
しかしプール教室ごっこ遊びの中でビンゴは自ら答えを見つけます。

実際に自分が告げ口をしたとき、一瞬は優位に立てていい気持ちになるのですが、
告げ口をした相手との信頼関係が壊れ、自分もいつ告げ口をされるかわからない不安定な状態に陥る。
特に家族内での告げ口は、相手が自分にとって大切な人であるから、悲しさが伝染してだれもHappyになれない。

そんな体験を実際にしてみて、ビンゴはルールを守ることと同時に、告げ口することの後味の悪さを学ぶことができたようです。

 

カレン先生の初級クラスでは告げ口することは良くないことという教えでした。
お行儀悪いことした人を叱ると同時に、その行為を告げ口した人も同時に叱ることで自然とチームが1つにまとまる環境でした。

マグリット先生の上級クラスでは告げ口が推奨され、告げ口を褒められるという環境でした。

ブルーイーの水泳教室ごっこは、ビンゴにとって最高のワークショップでした。

大人の社会では内部告発が善となることも多々ありますが、まあそれはまた別のお話ということで。

【フレーズ紹介】

このエピソードのテーマ チクりについて調べてみると
Dobという言葉以外にもsneak 、snitch、tell on など色々な表現が出てきます。

またチクるという言葉の定義はこんな感じ。
to secretly tell someone in authority that someone else has done something wrong
権力のある人や機関に対して悪事などを密かに告げること。

 

チクり屋になるな

Don’t be a dobber.

家族同士でチクり合うのは好きじゃない。

I don’t like dobbing in my family.

ビンゴ扮するカレン先生が

No more dobbing.

と新しいルールを付け加えた時にママがさり気なく

Unless someone’s in danger.

と、大事なことを補足しています。さすがママ!

【まとめ】

兄弟姉妹間のチクり合戦に対して、親は毅然とNoを示す。
子供からの密告に頼らず、自らの目をしっかり光らせておく。
兄弟やクラスメイトなど、周りの人が親や先生に叱られたとき、
相対的に自分が上がって褒められたときと同じ様な錯覚に陥る
それが幻であるということに気がつかせることが大事。

正直大人でもこの幻を見ている人、たくさんいますけどね。

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